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産業用Tier4排出ガス規制対応4LE2T-TCエンジンの開発

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摘要

いすゞ自動車は,2013年からの排出ガス規制の強化にともない,Tier4排出ガス規則対応4LE2エンジンを開発し,市場に投入した。Tier4規制対応にあたり,同出力帯の他社エンジンの大半が後処理装置としてDPF(Diesel Particulate Filter)を採用するなかで,4LE2エンジンにおいてはエンジン本体の排出ガスレベルを大幅に低減させることにより,後処理装置はDOC(Diesel Oxidation Catalyst)単独での対応を可能とした。後処理装置としてDOCの採用は,再生が不要であることからお客様にとってはメンテナンスフリナー化が可能となり,使い勝手を損なわない利点がある。また,多極におよぶ産業用機械と後処理装置のマッチング工数を大幅に低減することが可能となった。本稿では,本エンジンの特徴,採用技術の概要について紹介を行う。

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