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2.カルシウムシグナル機構一生理と病態

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摘要

細胞内カルシウム(Ca2+)濃度は,細胞への信号入力に応じてダイナミツクに変化し,様々な細胞応答を引き起こす重要な細胞内シグナルである。受精?発生,筋収縮,分泌,神経回路,免疫など様々な機能を制御しており,Ca2+シグナルが細胞機能に関与しない細胞はないと言っても過言ではない。病態においても重要な役割を果たし,例えばウィルスに感染したり,細菌の外毒素(膜孔形成毒素)に暴露されると,細胞内Ca2+動態が変化して感染に影響することが知られている。細胞内Ca2+濃度は,細胞外濃度(血中濃度にほぼ等しい)に比べて1万分の1以下に抑えられており,濃度上昇には大きく2つの経路がある。一つは,細胞膜を介した細胞外から細胞質への流入であり,もう一つは,細胞内のCa2+貯蔵庫(小胞体)から細胞質へのCa2+放出である。さらに,二つの経路が相互作用するメカニズムもある。また,ミトコンドリア内腔のCa2+濃度変化も細胞機能維持に重要であることがわかってきている。Ca2+シグナルは,様々な蛍光インジケーターを用いたイメージング法の開発によって詳細に解析されてきた。その結果,Ca2+濃度は細胞内で一様に上昇したり下降したりするだけでなく,細胞内を波状に上昇するCa2+ウェーブや,周期的な上昇?下降を繰り返すCa2+オシレーションなど,極めてダイナミツクな変化を示すことがわかってきた。このような複雑なCa2+シグナル動態の生理的意義についても明らかになってきている。さらに最近では,Ca2+シグナルを生体内で細胞レベルで観測することも可能になっており,生きた動物体内でのCa2+シグナルの働きを目の当たりにして解析することができるようになっている。本講演では,Ca2+シグナル機構の基本メカニズムを概説するとともに,最新のイメージング法によって明らかになってきた生理及び病態生理機構について紹介したい。

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